頭蓋内胚細胞腫瘍における髄液PLAP測定の有用性に関する前方視的研究
頭蓋内胚細胞腫瘍における髄液PLAP測定の有用性に関する前方視的研究
1 この研究は、頭蓋内胚細胞腫の最終的な診断に、腫瘍マーカー(βHCG 値・AFP 値・CEA 値)に加えて、いままで生検術の補助的な検査としておこなってきた髄液中の髄液胎盤型アルカリフォスファターゼ( Placentalalkaline phosphatase :PLAP)の値から、外科的処置による侵襲的な組織診断をせずにジャーミノーマと診断して治療を行ったとしても、治療成績に問題がないかどうかを判断することを最大の目的としています。この診断・治療後に、もし、再発が疑われるような状況になってしまった場合にも、早期再発の診断に髄液中のPLAP の値が有効かどうかを評価することも目的の一つと考えています。また、最終診断がジャーミノーマ以外の頭蓋内胚細胞腫となった場合は、今回説明する治療方針とは異なりますが、再発が疑われるような状況になった場合、ジャーミノーマ以外の頭蓋内胚細胞腫の早期再発の診断にも髄液中のPLAP の値が有効かどうかを評価することも目的にしています。
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京都大学大学院医学研究科 脳神経外科
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