脳血管障害による出血・梗塞以外の神経症候・てんかん発作に関する後方視的研究
「脳血管障害による出血・梗塞以外の神経症候・てんかん発作に関する後方視的研究」
のための医療データ提供のお願い
京都大学医学部附属病院長
脳血管障害(脳動脈狭窄・脳動静脈奇形など)を有する患者さんにおいて出血や梗塞に直接関係せずに生じる症状の実態・病態を明らかにすることを目的に、「脳血管障害による出血・梗塞以外の神経症候・てんかん発作に関する後方視的研究」を行っています。この研究は、京都大学脳神経外科が主となって行いますが、データの解析については当院脳神経内科や、理化学研究所と共同で実施しています。
当院では、この研究のために、当院で2009年1月1日から2024年3月31日の間に脳血管内治療が行われた患者さんの年齢、性別、既往歴、家族歴、検査結果、症状の内容などの情報を使用します。この研究は京都大学大学院医学研究科・医学部及び医学部附属病院 医の倫理委員会の審査を受けて、研究機関の長の許可を受けて行われます。研究期間は倫理委員会承認から2025年3月31日までです。
病院スタッフは、医療従事者としての守秘義務が課せられており、患者さんの個人情報は固く守られています。また、患者さんの医療データを解析するために他の施設に提供しますが、その際には患者さん個人を特定できる氏名・住所・電話番号などの情報は記載しません。同様に、医学雑誌などに発表する場合も個人が特定できないように配慮されます。
ご提供いただいた医療データは厳密に保管され、論文発表の10年後に破棄されます。
本研究で収集された情報は本研究のみに使用されますが、将来実施される研究に利用される可能性があります。この場合には、改めて倫理委員会に申請し承認された後に改めて情報公開文書等でお知らせいたします。
この研究への医療データ等の提供をご辞退される場合、また研究の内容についてより詳細な情報を希望される場合やご質問などがある場合には、下記の担当医師までお申し出ください。
医療データ等の提供をご辞退された場合は、連絡を受けた時点でご提供いただいた医療データを破棄させて頂きます。また、ご辞退されたことにより患者さんが治療上の不利益を被ることは一切ありません。
研究責任者・共同研究機関の名称及び研究責任者の氏名(下線は個人情報管理責任者)
研究責任者:
京都大学大学院医学研究科 脳神経外科 助教 菊池隆幸
共同研究機関及び各施設における責任者
京都大学大学院医学研究科 てんかん・運動異常生理学 教授 池田昭夫
京都大学大学院医学研究科 脳神経内科 助教 下竹昭寛
京都大学大学院医学研究科 臨床病態検査学 講師 人見健文
理化学研究所 生命機能科学研究センター 麻生俊彦
問い合わせ先
京都大学医学部附属病院 脳神経外科 菊池隆幸 075-751-3459
京都大学医学部附属病院 相談支援センター 075-751-4748
ctsodan@kuhp.kyoto-u.ac.jp