宇治徳洲会病院
当院は、京都大学の関連施設の中でも数少ない救命救急センターを中核とする徳洲会グループの一院です。救急を重視した病院設計がなされており、構造・設備・人的体制のすべてにおいて、初期対応の質が非常に高く、専攻医にとって安心して研鑽を積むことができる環境が整っています。
脳神経外科専用のカテーテル室を病棟内に併設し、緊急手術においても麻酔科との連携が良好で迅速な対応が可能です。Hybrid ER systemを導入しており、ERでの緊急穿頭術や血管内治療が可能です。また安定した経営基盤のもと導入された最新の診断機器・モニター・治療機器により広範囲の手術に対応可能です。
病床数は479床、うち脳神経外科は約50床を使用しており、脳卒中および頭部外傷を中心とした緊急症例が多いのが特徴です。2024年の脳神経外科入院症例は812件(脳血管障害515件、頭部外傷231件)、手術件数は212件(脳血管内治療87件)で、74.5%が緊急手術でした。緊急症例を中心に専攻医が執刀に積極的に関わる機会も多く、豊富な臨床経験を積むことができます。
脳神経外科スタッフは8名体制で、京都大学からの週末を中心とした強力なバックアップもあり、メリハリのある勤務が実現できる職場です。京都市中心部へのアクセスも良く、京都・滋賀・大阪からの通勤も十分可能です。
脳神経外科医にとって救急対応は避けて通れない道であり、専攻医の段階で救急医療の力を磨いておくことは、その後のキャリアにおいて大きな強みとなります。当院は、脳卒中や外傷といった中核疾患に対応する高い実践力と判断力を養える、専攻医に最もふさわしい研修環境を備えた施設です。幅広い知識と確かな技術を持つ専門医を目指す皆様のご参加を、心よりお待ちしております。

リンク
ウェブサイト
https://www.ujitoku.or.jp/md-intro/medical-department/neurologicalsurgery/