天理よろづ相談所病院
天理よろづ相談所病院は1966年の開設以来、心身に亘る全人的治療に取り組んでいます。総合的な診療能力と問題解決能力の養成のために、1976年に全国に先駆けて総合診療方式による研修制度を独自にスタートさせており、脳神経外科でも特に脳腫瘍など高度先進医療を提供するために併設する医学研究所も巻き込んで人材の育成にじっくり取り組んできました。2000年からは脳卒中救急を積極的に受け入れる体制を整えて、特に2015年からは脳血栓回収術のためのステントリトリバーの登場に合わせて『断らない脳卒中』救急体制を確立し、今では年間100例以上の急性期血行再建術件数を誇っています。1985年から育成されてきた術中モニタリング専属の臨床検査技師団の存在やERに救急用に設置されたMRI装置などの好配置を駆使して、若い人材が先頭に立って直接治療に当たってもらう体制を整えています。脳卒中救急は協力的な脳神経内科との2人当直体制で行っているために手技の必要な脳血管障害の症例が当科に回り、元来の脳腫瘍や機能性疾患などと合わせて多様な症例を一人当り多く経験できます。手術室にはハイブリッドルームを擁し、神経内視鏡・外視鏡をも取り入れ、フローダイバーターや深部バイパスや頭蓋底手術など、多彩で高度な手術方法を学ぶことができます。 当院の人材育成を重視する環境で多彩で多数の症例を経験して、自分の能力をじっくり育て上げたいと思っている先生方は、是非当院の脳神経外科での研修を御検討頂ければと思います。
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https://www.tenriyorozu.jp/kakubu/shinryo/noshinkeigeka