先輩医師のインタビュー
京都大学医学部附属病院 脳神経外科 笹ケ迫 知紀

はじめまして。平成27年卒 脳神経外科 笹ケ迫 知紀と申します。
私は福岡で生まれ育ち、京都大学を卒業後、研修医二年目の終わりに脳神経外科へ入局しました。入局後、静岡県立総合病院や藤枝平成記念病院脊髄脊椎センター、国立循環器病研究センターで勤務し、幅広く濃厚に臨床経験を積むことができました。現在は医学博士課程に在籍し、非常勤医師として関連病院の応援に入りつつ機械学習/AI分野で研究活動に邁進しています。
Q1 京都大学脳神経外科の魅力は何ですか
京大脳神経外科の”推し”は多数あります。層の厚く幅広い関連病院や、高名な上司のもとで脳外科医として腕を磨ける点、あるいは卓越した研究部門など、沢山の魅力があります。その中で、あえて一つ強みを挙げるとすれば、同期入局者の豊富さを推したいと思います。
私の代は10名ほど同期として入局しました。同期が多いことで、切磋琢磨しながら脳外科医として研鑽を積めますし、情報交換の機会も増えます。実際、私自身も、脳外科専門医やJSNET受検では、同期に大いに助けてもらいました。脳神経外科は科の性質から、心身ともにタフな場面に遭遇することもありますが、そのような際も同じような経験を共有する同期と励まし合って乗り切ることができます。そしてやはり、目の前の治療で悩んだときに、気兼ねなく相談できる同期の存在は心強い!
Q2 後輩になられる方に向けて、メッセージをお願いします
学生時代、母校ながら京大脳神経外科は厳しく修験の道で、よほど腹を括らねばならないと考えていました。しかし実際には、自由闊達かつ風通しのよい環境で、診療やアカデミアには真摯に取り組みつつ、楽しみながら日々を送ることができています。
本記事をお読みの学生さんや研修医の先生、一度京大病院に見学に来られませんか?一緒に働ける日を楽しみにしています。
京都大学医学部附属病院 脳神経外科 辻本 吉孝

私は平成27年に鳥取大学を卒業し、初期研修後の平成29年に京大脳神経外科医局に入局しました。当初は、他大学卒であることを不安に思っていましたが、同門には他大学卒の先生方も多く、入局後に卒業大学で壁を感じることはなく研修することができました。専門医取得前の専門研修プログラムは、大学病院と中核病院含めた関連病院で研鑽するスケジュールになっており、私は2年間在籍させて頂いた小倉記念病院をはじめ複数の病院で研修させて頂きました。若手の脳神経外科が経験すべき症例はもちろんのこと、関連病院には各領域で活躍されている先生も多数いることから専門性の高い症例も経験することができ、さらにその経験を学術活動につなげる教育もして頂き、非常に充実した研修を行うことができました。このような教育的な研修環境は京都大学脳神経外科の魅力の1つと思います。
京都大学医学部附属病院 脳神経外科 山下 陽生

私は2018年に京都大学に入局し、3年間の後期研修を経て、2年間の専門修練医期間を倉敷中央病院で過ごしました。倉中では最新の設備、豊富な症例数と恵まれた環境で、熱心なスタッフの下、自立した脳外科医となるための教育をして頂きました。毎朝のカンファレンスでは活発な議論、指導が行われ、自身の担当症例だけでなく多くの学びがあり、手術においても、執刀医として可能な限り自身で完遂できるよう、最大限のサポートを受け、術者経験を積ませて頂きました。また、伝統的に行われていた頚動脈プラーク研究にも参加させて頂き、手術技術だけでなく、学術面でも成長する機会を得ました。私は、京大医局の一番の魅力は、大きな医局だからこその、沢山の素晴らしい方との出会いであると思います。私自身、まだ道半ばでありますが、後期研修も含めたこれまでの期間で得た学びが、これから脳外科医として進むための羅針盤になるものと感じています。
京都大学医学部附属病院 脳神経外科 中嶋 広太

私は平成27年に鳥取大学を卒業し、初期研修後の平成29年に京大脳神経外科医局に入局しました。当初は、他大学卒であることを不安に思っていましたが、同門には他大学卒の先生方も多く、入局後に卒業大学で壁を感じることはなく研修することができました。専門医取得前の専門研修プログラムは、大学病院と中核病院含めた関連病院で研鑽するスケジュールになっており、私は2年間在籍させて頂いた小倉記念病院をはじめ複数の病院で研修させて頂きました。若手の脳神経外科が経験すべき症例はもちろんのこと、関連病院には各領域で活躍されている先生も多数いることから専門性の高い症例も経験することができ、さらにその経験を学術活動につなげる教育もして頂き、非常に充実した研修を行うことができました。このような教育的な研修環境は京都大学脳神経外科の魅力の1つと思います。